大阪遠征に行って参りました。桑名シオンさん、車英子さん、鼻毛の森、SP-Dの4組でのツアー。この組み合わせ、楽しくないわけがないのでして、のっけから大ハシャギでございます。そんな4組で乗り込んだのは心斎橋にあるLIVE BAR パルチザン。言うならばとっても素敵な穴倉。なんとなればパルチザン、地下のお店でございまして、マスターのじょにい氏が侍のごとき風貌でPAの設定からカクテルの調合、果ては我等のごとき無一物の衆の相手と、たった一人で切り盛りしておられるのです。なにかしら初めて来た気がしないお店なものだから、そりゃもう楽しかったさ。観にいらっしゃったお客様。まことにありがとうございました。また行きたいです。
異様にはっちゃけた鼻毛の森とSP-Dの第1日目のライブは終わり、その日は散々騒いでカプセルホテルに逗留しました。初めてのカプセルにオイラドキドキ。いやあ、アノ中があんな感じになってるなんて・・・。うひゃ。
翌日は朝から大分時間があったので、海遊館に行きました。沢山のお魚に癒されました。「おいしそう・・・」などと大変不敬なことを言う仲間たちを尻目に、魚たちと再びあいまみえる事を約束し、海遊館を後にしました。

その夜のライブはシオンさんと英子ちゃん。言うまでも無く素晴らしい2人です。大入りの客に会場からあぶれて外にいた僕らの耳と心に、魂の歌はしっかり聴こえましたぜ、アニキ、ねえさん!

ライブも終わり、あらかた客も引けた店では、みんなが御酒を召していらっしゃる。この後車で帰らねばならんのに、たんと召していらっしゃる。必然的に僕運転手。ドライブ好きの俺、皆が酔っているならば、進んでハンドルを握ることもやぶさかではないが、大阪の、それも大繁華街のド真中でハンドルを握るのは死を覚悟した時に限るのです。と死んだ祖父さんの遺言を思い出してしまったから仕方が無い。俺のデス・ドライブに皆を巻き込むわけにはイカンと周りを見渡せば、シラフの鼻毛と目が合った。
「せのさん一人シラフじゃかわいそうだ」
と力強く肯く鼻毛のなんと頼もしいことか。なんて優しい男だろう。
そして俺を見つめて鼻毛が言った。

「俺も飲んでいい?」

ああそうかい! 飲め! 飲むがいいさ! 末期の酒じゃ、たんと飲め!
って、なんとか無事に帰ってきましたよ。

PS 大阪から帰って、新湊でシオンさんと釣りをした。シオンさんが竿を買ってくれた。俺はこれでデカいイカを釣ります。絶対釣ります。