つづき

レコード会社に到着しまして、挨拶もそこそこに出発した我々SP-D、車とはここでお別れなのです。善意で車を駐車させていただきましてね、あとは最終日また埼玉に戻ってくるまでは電車で移動しよか? なんせ東京だし。と・・・。もう根っからの富山県民ですからね僕ら。玄関から現地まで車で移動なんて当然でしょ? それが慣れない電車を使うんだからそれはもう疲れますよ実際。しかも大荷物全てをカートに縛り付けて引きずり回すんだから大変です。例えば電車に乗り込むとき。それからエスカレーターのない階段の上り下り。いちいち抱え上げてヒーヒー言いながら運ぶんだからちょっとした苦行ですよ。しかもちょっと疲れたし小腹も空いたからファーストフード店にでも・・・ なんてことになると、アレなんでなんすかね? 飲食席って大概2階か地下なんですなあ。んで階段も異様に狭えんだ。「なんだコレ? 嫌がらせか? 田舎者からかって喜んでんのかオイ?』なんてちょっと卑屈になっちゃったりしてね。でもまあ4日間もいればだんだん慣れてくるもので、もう荷物はレジの横に有無を言わさず置いちゃう。ってことにしまして、これで随分助かりました。
さてさて、んで肝心の池袋・目黒・神楽坂とライブ3連戦なんですが、おかげさまで良いライブができたと思います。変に硬くならず、変にグダグダせずにね。3日目の神楽坂では、ライブハウスのマスターに「お前らお笑いなの?」なんて言われっちまいましたが。いやいや最高の褒め言葉ですよそりゃあもう。
3日間とも、さすがに平日とあってお客さんはどこも満員とはいかなかったけれど、「これがSP-Dだ!」っていうカタチが3日間を通してなんとなく見えてきたような気がしました。先日『虎平太ON TV』の中のコーナーで、ワンマンライブの映像と僕ら2人のコメントを流していただきました。その中で僕が「ツアーから帰ってきたら僕ら変わってますから!」なんて断言しちゃいましたが、昨日と今日で何かが変わってなければ絶対嘘なんです。或いは虚勢だと思われたのかもしれません。けれど、小さな変化の繰り返しが大きな確信になるってこと、改めて実感しました。それが分かっただけでも実りある良い旅でした。今僕たちが1番にやるべきことは、日々の小さな実りを目に見える大きな変化にすることです。手ごたえは確かにあります。これからも応援よろしくお願いします。