senochi2007-06-28

なんで俺たちいつも下道なんだろう・・・。と思っては立ち行かないのがSP−Dの貧乏ツアー。今回も下道で東京へ向かいましたとも。6月11日午後15時過ぎに富山を出ま

した。今回はナビがあるので安心なのです。前回は無くって往生したもんなあ・・・。というわけでその日のうちに順調に埼玉へ。夜11時過ぎには道の駅へ車を乗り入れ、

まあ第一日目はまだまだ元気だし仮眠でいいさあ、とシートを倒したのでした。がしかし、うとうととし始めた途端に猛烈な臭気が俺の鼻に襲い掛かってきて眠れやしねえ。

翌朝には川越にある事務所に挨拶に行く約束だから時間は山ほどある。だが眠れない。だってすげえ臭いんだもの。なんだよオイ、と思いながら意地になって目を閉じている

と、しばらく外で身体を伸ばしていた相方が咽せながら車に乗り込んできまして、「豚積んだトラックが隣に停まってる」ですと。おいおい、どっか行ってくださいよコノヤ

ロウ。公共の場所ですぞこんちくしょう。としばし憤っていたのですが、8時間強のロングドライブに疲れていたためか、いつの間にか眠っていたのでした。窓を開けていたの

で蚊に刺されて大変でした。
翌朝6時ごろ、眩しさと喧騒で目覚めた我々。しかたがないので移動開始。しばらく進むと人気の無い運動公園があったので駐車場に停車。公衆トイレで用を足し、表の水道で

顔を洗い歯を磨きさらには野外で着替えまで始めた俺たちを人はどう見るのだろうか? 幸いそこには誰もいなかったのだけれど。
仮眠とはいえ適度に眠り、身を清めてさっぱりしたSP−D。まだまだ元気でした。この頃は。
約束の時間ちょうどに事務所に辿り着いた我々を温かく迎えてくださったビッグドンレコードの方たち。お昼までご馳走になっちゃいまして気合十分。意気揚々と東京へ出発

。ここからは車を置き、電車と徒歩での移動なのです。ギターと機材を縛り付けたカートを引っ張って行くわけですが、駅の階段なんかだとコイツが結構辛いのです。重いん

だもの。ここから一週間はずうっとコイツがお供なのです。
この日は目黒ライブステーションでのライブ。一年ぶりにやってきました。「ああ、こんなんだったよ確かに」なんて思いながら階段を下りると、その日ご一緒させていただ

く出演者の方達がいらっしゃいました。で、皆さんでセッション曲の予習に余念が無い様子。そうなのです、数日前に「出演者全員でセッションやります」なんて連絡をもら

っていた我々。曲はあのオネスティ。そうです。ビリーです。ジョエルです。そんなんサビしか知らねえし、なんて言えません。東京までのロングドライブの間、ずっとBG

Mはオネスティですよ。もう身体が覚えてるはずさあ、きっとそうさあ・・・ って甘かったなあ、リハで肩身狭かったもんなあ。ま、結論から言うとなんとか唄いました。

ひどかったです。共演者の方々にはご迷惑をおかけしました。勉強して一から出直します。ライブの方はノリノリでやらしていただきました。この日は友人が沢山来てくれて

ホントありがたかったっす。で、共演者の中に高岡出身のミュージシャンがいらっしゃいまして、ライブ終わってからも夜中まで盛り上がりました。いやあ楽しかった。この

日は僕らSP−Dが尊敬するミュージシャン、旅流草一郎氏が見に来てくれたのですが、なし崩しでご自宅にまで転がり込んでしまいました。草一郎さん、ありがとうござい

ました!
明けて翌日、シャワーを浴びてスッキリした我々。草一郎さんにお礼を言い家を出ました。お昼に池袋でマネージャーの服部さんと待ち合わせして一緒にランチの約束なので

池袋へ。しゃぶしゃぶをご馳走になってしまいました。ほんとご馳走さまでした。おいしゅうございました。お腹治りました?
この夜はお友達のboh bah改め藤本紀子さんが東京タワーでライブをされるとのことで行って参りました。久しぶりに見たけれど素晴らしかった。『太陽』(ひかり)と言う

曲が河島英五音楽賞の最優秀作品に選ばれたとのこと。おめでとうございます。あれはいい歌です。マジで。ギターの福冨くんが今度はアフロになっておられた。見るたびに

変貌して行くヘアースタイルも楽しみの一つなのです。相方と二人で東京タワーの写真を撮りました。綺麗ですね。